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■ 鉄鋼を扱う<1> ポジショニング論とケイパビリティ論
2006年01月22日 (日) 編集 |
当社の幹部を連れて、昨年末、日本総代理権を中国国営の鉄鋼会社を訪問した。
壮大な工場。

漣源鋼鉄集団有限公司。
年間売上1,700億円、年間生産量500万トン、鉄鋼会社としては、オーストラリアの大手のそれと匹敵する規模になる。
熱延、冷延の薄型鉄鋼が主力製品。
昨年に最新設備を導入したことで、特に冷延製品の品質は、中国最大手の宝山鉄鋼のそれを凌ぐ、
世界の最高品質に近い域に達している。

工場見学の際、たまたま別ルートで同行した中国人の業者と話をした。
彼はニューヨークのコロンビア大学で経済学博士を取得し、現地のクレディスイスファーストボストンで投資銀行家として経験を積んだ人間だった。中国の発展をみて、どうしても帰りたくなったという。
私も、一時、ニューヨークのソロモン・スミスバーニーに勤務していたこともあって、いろいろ話が弾んだ。

こういうときに、第三者の意見があるのは本当にありがたい。
そして、アメリカ式の定量化、論理化されたフォーマットで話ができるのは、やはりありがたい(悔しいが日本の限界、アメリカの凄さはここにある)。
この会社の鉄鋼は、従来東欧に輸出していたが、西欧の厳しい審査をゆうにクリアするようになったという。
事前情報と一致している。


さて、私のことを知っている方は、”お前は何をやるんだ”と胡散臭く思っているかもしれない。

経営戦略の教科書通りに述べよう。
事業をざっくり2つに分ける。ポジショニング論とケイパビリティ論という軸。
ポジショニング論とは、市場セグメントを精緻化して、潜在規模などをみて、いかに有望な市場か確認し、そこを責める議論。
ケイパビリティ論とは、自分ができることを深堀りしていく議論。市場規模などはその後にする。

戦略コンサルをやると、ポジショニング論に偏向する。
顧客のケイパビリティを理解するよりも、市場分析のほうが重要にみえるのか、それが楽だからなのか、分からないが。

しかし、私の見る限り、一流の戦略コンサルタントは、ケイパビリティ論→ポジショニング論の順番を絶対に間違えなかった。
最初は、できることから、やる。もちろん、理念に沿っていないと事業がちぐはぐになり壊れるが。
当社の場合は、以利通人。これに従い、人・モノ・情報・資本に関するホンモノの事業を、国境を越えて構築すること。
ケイパビリティを大きくしながら、ひとつひとつ結果を出す。そして、全てが繋がるように構想している。

そう、ケイパビリティは走りながら構築できる。
鉄の素人だった私は、走りに走る。
東大の権威の先生に教えを乞う。丁寧に説明いただく。鉄鋼関係者の方々からヒアリングをする。
もちろん分厚い理論書を読む。現場感は現場に訪問して身につける。

もちろん、ポジショニングの取り方も冷静に考えている。

写真:漣源鋼鉄集団有限公司


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# | 2006/01/22 20:24 | 中国 | Comment (0) Trackback (0) |
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