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Cross-border Inspiration
心の琴線を奏でる何かが与えてくれる、信じてみたい気持ちを。超越国境的感動。

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■ 泡沫の世で大切なこと
2005年11月24日 (木) 編集 |
かつて外資系の金融機関で働いていた。アクセルを全快できる環境、大好きだった。

90年代後半、アメリカの活力は溢れんばかり。NYの街は美しすぎた。
ヨットハーバーでは投資銀行、ITの成功者達が楽しむ姿があり、オープンカフェから眺めていた。
ワールドトレードセンターに、一番いいスーツを着て、向かうは高層階。

世界の先物業界を牛耳っていた企業。グループのNo.2、関連企業のCEOを兼任するM氏に会うために。
勢いばかり有り余っていた私に、偶然、”私の弟に会うといいわ”と紹介してくれた、シアトルのアメリカ人女性。

憧れのNY、天にも届きそうなビル、大きな体格のアフリカンアメリカンのセキュリティに映画のような興奮と緊張を覚えた。
訪問先の会社と名前を告げながら、自らと全く違う世界、想像できなかった世界が現実に存在することを認識する。

何もない私に、彼は30分のアポを大幅に超える時間を割いてくれた。市場関係者しか入れない特別な取引所も案内してくれた。
VIPルームで、お前はおもしろいやつだ、世の中の情報のアービトラージってわかるか?、分かるみたいだな、
"Why don't you join us, our industry?"
と言われ、これはもう、痺れてしまった。

その後、証券会社の個人向けサービスのインターンをアメリカで経験して、金融業界に入った。
モリモリ働いた。
911の日は、NYと関連する仕事のため、本当に、当事者として、辛い思いをした。
何より、M氏のことが気になった。

何ヶ月か経った後、分かった。M氏は大丈夫だった。ほっとした。


その後、より企業に近い実業を志向し、戦略コンサルティングの仕事に従事、ついに今の会社を創業することになったのだが…。
ある日、自宅でBloomberg(金融専門情報TV)を見ていて、信じられないニュースが飛び込んできた。

M氏の所属していた巨大企業、株価暴落、多大な負債を残して倒産したのである。
会長を初めとする幹部の不正がそもそもの原因ということ。
耳を疑った。

911でも生き残ったM氏、私にインスピレーションを与えて下さった恩人のM氏、
どうか、どうか、何もありませんように。火事場を救う粋なコメントでも発言して欲しい、と夢想する。

しかし。
M氏も不正の輪に入っていたことが判明。

心が痛くて。悲しくて。
M氏の温かい笑顔と鋭い眼光。

ありがとうございました。
必ずまたお会いできると信じています。
泡沫の世で大切なことは、誠実であること。
それを心に留めながら強く強く成長したいと思います。
凡人の私に燃えるような火を付けて下さった。そのお陰で、夢を現実に変える力を知りました。
貴方への恩返しができるようになるには、泡沫の世で消えるわけにはいきません。


wtc

出所: www.restoregroundzero.org


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# | 2005/11/24 04:11 | アメリカ | Comment (0) Trackback (0) |
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