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Cross-border Inspiration
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■ 中国での韓国の存在感に思うこと(企業) 
2005年11月21日 (月) 編集 |
中国に来るたびに認識するのは韓国の存在感の大きさである。
中国における
①韓国企業の進出
②韓国文化の進出
は日本のそれを遥かに凌駕しているように感じる。

今回は①韓国企業の進出について感じたことを記しておきたい。

対中投資額に関して言えば、国別データによると、2005年1-9月の契約ベースの投資額について、
日本が85億ドルなのに対し、韓国は144億ドルのデータが出ている。
昨年の直接投資実行額ベースでも韓国は日本を抜いている。
韓国は対外投資の半分以上を中国に注ぎ込んでいる事実がある。運命共同体化している。

ただし、翻って日本の強さは、欧米、東南アジアなど、多極的に深い結びつきがあることであり、こうしたマクロ的な指標だけで、韓国と比較した存在感の小ささを述べるのは危険であることと私は認識している。安易な運命共同体論を展開する気も毛頭無い。

何が日本の存在感を小さく感じさせるのか。
他の論点で。

現時点では、”日常生活で触れる製品の強さ”が関係するのではないか、という仮説を持っている。
特に、ステイタス性のあるもの。

代表例は携帯電話と自動車。
携帯電話のシェア(2003年、少し古いがそれほど大幅な変化ないもよう)は、
1位.モトローラ17.0%(ノキア)、2位.ノキア15.0%(フィンランド)、3位.サムソン10.5%(韓国)、4位.バード10.0%(中国)、5位.TCL9.7%(中国)
となっており、日本企業は9位にようやく3%程度パナソニックが入っている。

自動車シェア(2004年1-10月)は、
1位.上海VW14.1%、2.一汽車VW11.0%、3位.上海GM10.5%、4位.広州本田7.7%、5位.北京現代5.5%
となっている。ホンダが4位、天津豊田(トヨタ)は10位以内に入っていない。

そして、特に携帯電話と、自動車ともに、ハイエンド製品については韓国企業の存在感が大変強い。
高級携帯といえばサムソン、高級車といえば、ベンツやBMW、アウディの次くらいに、ヒュンダイ・ソナタ(日本ではペヨンジュンがCMしているあの車)というイメージが確実に定着しているもよう。

携帯電話に関していえば、ひょっとすると、日本企業が海外で儲けるビジネスモデルが確率されていないのかもしれない。
世界の携帯端末の主要プレイヤーは、モトローラ、ノキア、サムソン、ジーメンスであり、日本企業の名前は見当たらないので。

しかし、自動車は言わずもがな、世界最高品質を誇る産業分野のはずである。
自動車に関していえば、市場開放の際、中国政府は日本企業に最初に打診をしたが、参入を渋っていたため、筋の良い地場メーカーは、欧米、韓国メーカーの合弁先として先に売れてしまったという説があるのだが…。

もちろん、企業には企業の事情があって経営判断がなされてきたのだとは思うが、結果論からすると、
”日本は理系は一流、文系は世界水準ではない”
という思いが湧き上がってくる。遺憾ではあるが。

摩擦の多い国際関係の中で、(国家の問題はここではおいておいて)企業体が、自らの強みを美しく伝え、個人の心の琴線に触れる製品を、きちんと市場化することは、崇高な行為ではないか。

きちんと仕事をやる日本の仕事のやり方、プラス、足りない部分。この足りない部分が何か。
”情熱をもって思い・志を示して、冷静に、きちんと、論理的に事実を伝えること”なのかと思う。
せっかく、素晴らしい中身があっても、これができないと虚しい結果になる。伝わらないのだから。中長期的に明らか貧相な結果が現れる。


文系出身者のひとりとして、できることを粛々とやってみよう。中国という軸だけに限らず、毎日の行動で。

中国における韓国の存在感の強さ、その秘密は、韓国企業内の文系エリートの意識の高さに起因する。すなわち上記、”情熱をもって思い・志を示して、冷静に、きちんと、論理的に事実を伝えること”を徹底していること。
少なくとも中国市場開拓においては、これはまず間違いないだろう。


<VIPに人気のある現代”ソナタ”>
hyundaisonata


<携帯電話販売店で最も大きなブースを占めるサムソン製品>
サムソン



出所:
・対中投資額の数値:中国商務省、日中投資促進機構
・市場シェアの数値:みずほコーポレート銀行
・現代ソナタの写真:images.securedwebform.com

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# | 2005/11/21 02:30 | 韓国 | Comment (0) Trackback (0) |
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