Top | RSS | Admin
Cross-border Inspiration
心の琴線を奏でる何かが与えてくれる、信じてみたい気持ちを。超越国境的感動。

■ スポンサーサイト
--年--月--日 (--) 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
# | --/--/-- --:-- | スポンサー広告 | |

■ 矛盾を取り込む。対立と均衡、進化と調和 
2006年05月13日 (土) 編集 |
高校時代から密かに心の片隅に置いてきた、
気になる存在、アウフヘーベン。

Aufhebenというドイツ語の綴りも覚え、
止揚という日本語も痛く気に入っている。

東洋が精神世界、西洋が物質世界という極論は、
一見正しそうだけれども、本当に正しいのか、最近疑問に感じることがある。

18世紀後半のドイツ観念論、
世界の基本理念は物質ではなく精神=観念にあるという考え方、
内面、観念に関心を向けている。
アウフヘーベンを唱えたヘーゲルはその大家。

昔、丸覚えした知識が、
燻し銀の如く光出した。

蛇足だが、丸覚え教育は、それなりの恩恵がある、
これは特にグローバルビジネスをするときに、
相手へ共感関係を構築するための、
最初のボールを投げるという意味で、
絶大な効果がある。

さて、実は、中国でビジネスを展開し始めて、
妙に、陰陽説の考え方が頭に入り込んでくるようになった。
そして、陰陽説の考え方を噛み砕こうとすると、
アウフヘーベンのことが頭に浮かぶという瞬間が訪れる。

それはなぜなのか、頭を整理したくなった。

<アウフヘーベン>
・ヘーゲル弁証法の根底概念
・二つの矛盾・対立する事象、立場を統合統一し、より高次な段階へと導く=否定と保存の繰り返し
・すべての事物の発展は、矛盾を契機とする正・反・合による創造で進む

・正=定立(テーゼ):
  ・あるひとつの立場を直接的に肯定する段階
  ・矛盾・対立についての自覚はない
・反=反定立(アンチテーゼ):
  ・ひとつの立場が否定される段階
  ・ふたつの立場が矛盾・対立する
・合=統合(ジンテーゼ)
  ・相反する立場を否定しつつも互いに生かす段階
  ・両者をより高い次元のレベルへと統合・収斂する

<陰陽説>
・世の中の事象は全て陰と陽の二つの要素で構成され、対立するものは互いに補う
・陰の中に陽、陽の中に陰が入り込んでいる

陰=地、暗、冷、裏、内、女、水、雨 …
陽=天、明、暖、表、外、男、火、風 …

・陰と陽はバランスに基づいて両立する


整理し始めると、陰陽説こそ、現実の物質世界に強くリンクした考え方に見えてくる気もする。
言いたいことは、洋の東西を問わず、精神世界を人間が探索し、
論理的に整理しようとしてきたということ。

上記二つの概念について、面白さを発見するならば(筆者本人は気になって仕方がない)、
<アウフヘーベン> 対立→進化
<陰陽説> 均衡→調和
というエッセンスが垣間見られること。
これは図示すると直感的に理解できる(図は最後に)。

違った考え方に見えるが、
双方とも、対立概念を取り込んでいるところに、
人間の本質が垣間見られる、
希望が垣間見られるように思える。

洋の東西で本当に思索の傾向に相違があるかは、
簡単には断言できない。

ただ、二つの対比で、
相違と一致を明らかにできたことは、
今後の行動に応用できる。
迷いがあるときに、本質を見つめるヒントにはなる。


<図:アウフヘーベン>:自らの理解に基づく自作なので、それ、違うのでは、という意見があればお伝えいただければ幸いです



<図:陰陽説>

スポンサーサイト
# | 2006/05/13 09:26 | ドイツ | Comment (4) Trackback (0) |
| Top |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。