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Cross-border Inspiration
心の琴線を奏でる何かが与えてくれる、信じてみたい気持ちを。超越国境的感動。

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■ フランス外交官との鍋
2006年02月27日 (月) 編集 |
先週末。
外務省から大学の教職に転じた知人より受けた招待。
フランスの外交官との鍋。

フランスという国。
世界史が好きで、読書が好きで、映画が好きなので、
”知っていた”。

しかし、話をする機会はほとんどなかった。


”ドイツとの友好も、旧植民地との対話も、移民問題の解決も、とてもとても難しい、でも決して諦めない”

ワインと、日本酒を交互に口にし、
互いにほろ酔いなった頃、
一等書記官が話しかけてきた。

一つ気付いたことがあった。
”ノーブレス・オブリジェ”に対する意識がとても自然体に感じられた。とても心地良く。

数人のフランス人達、
フランスという国家だからなのか、個人の性質なのか、
その両方に起因するのだろうけれど、
風のように自由な、やわらかな人達。


同じ鍋を囲んだ仲間。
知的興奮に満ちた三時間。
二日経ち、興奮は未だ覚めない。


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# | 2006/02/27 01:10 | フランス | Comment (0) Trackback (0) |

■ 必然的偶然
2005年12月19日 (月) 編集 |
皆、偶然は必然かと思うことが時折あると思う。

前回バルザックについて記したが、その後たまたま借りてきた映画の内容が、そして描写される気持ちが、前述したそれとシンクロしていた。

”小さな中国のお針子”

文化大革命で”再教育”を受けさせられる青年の話。
農民こそ最高の人民で、インテリは労働を体験して、真の人民に…。ということで、山中に強制的に送り込まれる。
(文化大革命については、実際に何人かの中国人からその実情を聞いている。中国ブームの中で、この話はあまり触れられないが、”知らない”のはまずいと思う、私見)
そこで出会った娘。
美しく、快活、奔放。でも、教養はなく、字も読めない。

禁書となっていた外国文学を入手し、娘に読み聞かせるインテリ青年。
それは自分と気持ちを通じ合いたい青年の強い思いからなのだが。

娘は、青年の朗読したバルザックからインスピレーションを受けてしまう。強烈に。
パンドラの箱を開いたよう。
運命を切り拓く。


美しい自然。逞しい青春。哀しく切ないストーリー。
実は、この作品はフランス映画。フランス人の見た世界でその舞台が中国ということ。映画としてもとても麗しく撮れている秀逸作品だと思う。


自らの感じた感情が、3つの国(仏・中・日)を行き来していることに少しびっくりした。
シンクロ。不思議な偶然だった。


小さな中国のお針子




# | 2005/12/19 16:17 | フランス | Comment (0) Trackback (0) |

■ 哀しいのに明るくなる
2005年12月18日 (日) 編集 |
18歳、花の都大東京に。
そして脳天を叩かれたような出会い。バルザック。

”谷間の百合”
手の届かない上流階級、上昇志向に基づくあの手この手で自分の世界とする姿。振り向かせたい女性に懸命に近づく。

”ゴリオ爺さん”
溺愛する娘のために、猛烈に働き、莫大な富を拵えるが、自らはあばら家で生涯を閉じる。


読み終えたあと、弱肉強食、金銭の怖さなど、魔都東京に吸い込まれるのが怖くなったのを覚えている。
自らの姿を投影されているかのような痛痒さ。

しかし、濁った水に清らかな水を見出したような気分にもなった。今読み返すとその気持ちが整理できる。


陰に陰を掛けて陽に昇華するような。


谷間の百合

ゴリオ爺さん


 
# | 2005/12/18 10:43 | フランス | Comment (0) Trackback (0) |
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